フットサルのオフェンスの基本

フットサルをプレーしている方の大半は過去にサッカーを経験している事が多いでしょう。
フットサルはサッカーとは似ていても異なる競技である為、フットサル特有の動き方やフォーメーションが存在します。
何も考えずにフットサルをプレーするのも楽しいですが、試合や大会で勝ったり更なる上達をするにはこれらの戦術を覚えていくのが近道となるでしょう。

ポジションごとの役割、基本的な動き方、狙いやフォーメーションを学べばもっとフットサルが楽しくなるはずです。
まずは基礎となる部分を覚えて実践してみましょう。

 

フットサルのオフェンスフォーメーション

 

3-1か4-0がほとんど

フットサルのオフェンスにはシステムやフォーメーションよる攻撃が存在します。
フォーメーションですが大半はピヴォを置いた3-1システムかピヴォを置かない4-0システムかに分類されます。
ポジションを固定して攻めるというよりはそのシステムの配置から敵を崩すという考え方なので、ずっとそのポジションに留まりオフェンスを行うわけではありません。

フォーメーションは相手に合わせて変更するのが一般的です。それぞれのシステムにはメリット・デメリットがありますが状況に応じて変化する相手守備を攻略する為にも、様々なシステムでのオフェンスを身につけておきましょう。

 

フットサルのセットプレー

コートが狭いフットサルではボールを止まった状態からリスタートするセットプレーは大きな得点チャンスとなります。特にコーナーキックや敵陣でのキックインといったゴールまでの距離が近いセットプレーは常にシュートを狙えるチャンスとなります。

キックインではフットサル特有のチョンドンといった戦術もあり、習得していればオフェンスの幅が広がるでしょう。

 

ゴールが小さく壁が並べばシュートコースは狭くなってしまうフットサルでのフリーキックは直接ゴールを狙うには正確なキックが必要になります。
しかしゴールまでの距離は短いので強く正確なシュートを打てる選手がいれば大きなチャンスになるでしょう。シューターがいないチームは壁をずらしたり相手ゴレイロを引き出したりする工夫が必要になります。

 

コーナーキックも相手はゴール前を固めてきますのでキッカーの精度同様、シューターのアイデアや後述のサインプレーの質が鍵になるでしょう。

 

 

オフェンスで意識したいポイント

 

パスの回し方

コートの狭いフットサルではボールを動かすことがとても大切です。フットサルでは選手間の距離が近くカバーが利きやすくドリブルでの仕掛けはリスクが高く、ドリブル突破を中心にオフェンスを構築するのは難しいでしょう。

ゴールが近くオフサイドが無いので素早いパス回しを行うことで相手のマークミスを誘う事が出来ます。
相手がマークミスをすればチャンスになる様なスペースが生まれますが、相手チームもすぐにミスを修正してきます。チャンスがあれば素早くシュートまで仕上げる事がとても重要です。
その為、相手守備者がバランスを崩してしまう様なダイレクトパスやワンツーを使い、チャンス時にはタイミング良く攻撃のスイッチを入れるパス回しを意識しましょう。

 

スペースを作り出す

適切なオフェンスというのは相手チームの守備方法に影響されるので常に正しい攻め方というのは存在しません。しかし効果的なオフェンスというのはスペースを上手く使う事が大切になります。

シュートを打つ為のスペースをどのように作り出すのかがとても大切です。

相手守備者はコート内の危険なスペースを消すように守備を行います。オフェンス時のフリーランニングで相手を誘導しスペースを作りましょう。

効果的にスペースを作るにはフリーランでのフェイクや、チームでのローテーションや戦術など様々な方法があります。

 

 

裏を狙う意識

フットサルコートは狭く、相手の背後のスペースを狙うことは非常に難しいプレーです。ですが常に敵の背後のスペースを狙うことを心がけてプレーを行いましょう。
難しいからといって常に相手の目の前でボールを受けていてはいつまでたってもチャンスを作ることは出来ません。相手の背後を狙う意識がたくさんのメリットを生み出します。

点を取るには相手のマークを剥がす必要があり、その為には背後を陥れるのが最も効果があります。
相手にとって怖い選手になる為にも裏を狙う意識は常に持ち続けましょう。

 

ポジションチェンジ

フットサルで相手守備者がしっかりとマークをしていて崩しきれないという状況は少なくはないと思います。
ボールを回していても中々マークミスが起きずチャンスのキッカケすら掴めない状況では効果的なオフェンスを行うのは難しくなります。

そういった状況で効果的なのがポジションチェンジです。ボールを受ける際に選手が位置を入れ替わりながら受ける事で相手の移動距離が長くなったり、受け渡しをするかしないかの選択を迫られたりと相手のマークミスを誘うことが可能になります。

ボールを回しながらポジションチェンジを行うことで相手守備者のミスを誘い、生まれたチャンスを狙う。
競技志向のフットサルではローテーションを行いながら組織的にポジションチェンジを狙う戦術を多用しています。

フットサルの質を1段階上げる重要なプレーなので是非狙ってみてください。

 

 

 

オフェンスを良くする為の個人技・個人戦術

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